Q&A ブログ ~歯医者お悩み相談室~

2016.07.25更新

Q: Hさん 20代男性 

 

電動歯ブラシについて考えています。効力やどれくらい歯垢のとれ具合が変わるのか教えてください。

 


 

 

A: 院長 矢島

 

ご質問有難うございます。 

まずは電動歯ブラシについて簡単に説明させて下さい。「電動歯ブラシ」とは、歯ブラシの毛先をモーターの力で毎分3~4万回という速さで振動させる事によって、歯の汚れを落とす清掃器具を指します。現在、ひとえに市販の電動歯ブラシは様々なメーカーから発売されています。有名なところではPHILIPSのソニッケアーやPanasonicのDoltz、ブラウンのオーラルBなどですね。メーカーによってブラシの形・動き方、モーターのパワーなどそれぞれ差があります。値段も、安価なものは数千円から購入できますが、中には1万円以上という高価なものありますね。何故、こんなに値段に差があるのかと言いますと、高価な電動歯ブラシはまず毛先を振動させるためのモーターのパワーが違います。実は、歯についている汚れをブラシの振動だけで落とすにはかなりのパワーが必要なので、数千円の安価な電動歯ブラシのモーターでは、その振動だけで汚れを落とすことは難しいと考えて下さい。

またブラシの形も、高価なものはブラシの動きに合わせて最もいい毛の形や硬さを研究して作られていて、汚れを落とす効率が非常に良いです。対して、安価なものは、既成のブラシをそのまま利用している事も少なくなく、「通常の歯ブラシが振動する」程度のものとして考えて頂く必要があり、あまりその効果は期待しない方がいいと思います。

 ソニッケアー

では、以上の話を踏まえた上で、メインのお話の「歯ブラシと電動歯ブラシの違い」について説明させて頂きます。電動歯ブラシの大きな利点はふたつ。「磨き残しがなくなる」事と「時間短縮が出来る」事です。電動歯ブラシは、モーターでブラシを細かく振動させる事で、歯と歯の隙間まで毛先が入っていきます。これにより、歯の隅々までブラジが届き、汚れを落とします。これは、ブラッシングが上手な方の「ブラシを小刻みに動かす動作」を音波モーターが代わりにやってくれる効果です。手磨きで大振りにブラシを動かしてしまうと、毛先は歯と歯の細かい隙間を飛ばしてしまうんです。京都の石畳を想像してみてください。ここをホウキで掃こうとする時、大きくブンブン振り回してしまうと、石と石の隙間の落ち葉は掃けませんよね?隙間を意識して細かく、丁寧に掃除してあげる必要があるんです。

 

石畳 落ち葉

 

ここでひとつ、具体的にひとつの製品をピックアップしてお話させて頂きます。オランダを本拠地とするPHILIPSのソニッケアーです。この製品の強みとしては、特殊な音波振動と毛先の動きによって「音波水流」を起こし、毛先の届きにくい歯間部や奥歯などの細かい歯垢を、効果的に除去出来る事です。イメージとしては、下の図をご覧頂くと分かりやすいかと思います。実際、コップに水を入れて、そこへソニケアの毛先を当てると、勢い良く水中に泡が立ちます。これが汚れを押し流すんですね。

 

音波水流音波水流

 

ですが、極論を言ってしまえば手磨きでもしっかりと磨けている方は磨けているんです。そう言った方の場合は、電動歯ブラシを使うことによる恩恵は「時間短縮」が一番かと思います。また、しっかりしたパワーの電動歯ブラシなら、着色も「いくらか」落としていくことが可能ですよ。

 

ソニッケアー

 

ただ、電動歯ブラシも使い方が悪ければ結局「宝の持ち腐れ」です。重要なのはブラシの当て方なんです。これさえしっかりマスターして頂ければ、磨き残しもなく、短時間でツルツルの歯になる事も夢ではありません。なので、ご購入の際にはしっかりと使い方の指導をさせて頂く事をお勧めします。当院では、ドクターや衛生士によるソニッケアーの使い方指導も行っております。もしも御希望のある際には、お気軽にお声がけください。

ちなみに僕も、ソニッケアーは10年近く愛用しています。継続して正しく使えば、着色の着きもかなり少なくなりますし、なにより短い時間でツルツルに仕上がるので、もうすっかりソニッケアーに依存してしまっています。

(注:けしてPHILIPSの手先ではありません^^;ただの猛烈なファンです。)

 

 

 青山通り歯科では、皆様のお口の中の悩みを随時募集しております。

 何か気になっている事がありましたら「お問い合わせフォーム」よりお気軽にご相談絡下さい。

 その際、もしも質問内容をブログに掲載しても良い場合は「掲載可」と添えて頂けたら幸いです。

投稿者: 青山通り歯科

2016.07.12更新

Q: Bさん 20代男性

 

歯の掃除方法について質問です。

デンタルフロスと歯間ブラシはどっちがいいですか?

 


 

 

A: 院長 矢島

 

御質問ありがとうございます。デンタルフロスと歯間ブラシは、「歯の間を掃除する」という意味では似ているかもしれませんが、実は使用目的が事なるグッズで、得意・不得意分野があります。それぞれの詳細を以下に挙げていきます

 

 

歯間ブラシ

 

メリット

歯と歯の隙間やブリッジの下の汚れをゴシゴシ掻き出す事が出来ます。ブラシ状になっているので、広い隙間を掃除するのに最も適しています。歯周病などで歯肉が下がってしまっている方の場合、歯の根が露出してしまっていたり、歯と歯の隙間が広くなってしまっていますので、歯間ブラシを使って通常の歯ブラシでは届かない隙間まで掃除をする必要があります。特に、歯の根の部分は、硬いエナメル質と違い虫歯に弱い部分なので、歯間ブラシを毎日通して頂く事が理想的です。

 

デメリット

歯間ブラシにはサイズが数種類あり、隙間の大きさに合わせて使う必要があります。また、歯が重なっている狭い隙間やブリッジのダミー歯の下を通して掃除するには、ブラシが太くて入らない事があります。

歯間ブラシ

 

糸ようじ(デンタルフロス)

 

メリット

糸状なので、歯と歯の接点や狭い隙間、ブリッジの下からダミーの歯の裏側まで一通り掃除する事が出来ます。歯が重なってしまって歯ブラシや歯間ブラシが全く入らない部分でもしっかり掃除する事が出来ます。また、歯間ブラシと違って、ある程度歯周ポケットの中まで通して掃除をする事が出来るため、歯周病の予防にも効果があると言えます。

 

デメリット

持ち手がついたホルダータイプと、ご自身の指に巻きつけて使う糸巻きタイプの2種類があります。糸巻きタイプの方がコストパフォーマンスは遥かに良いのですが、扱いが少々難しいので、慣れるまでは十分な練習が必要です。練習の際には歯科医か歯科衛生士の指導を受ける事が良いと思います。また、細いので広い隙間を掃除する効果は歯間ブラシには敵いません。

 

青山通り歯科 糸ようじ デンタルフロス 予防歯科

 

 

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投稿者: 青山通り歯科

2016.07.11更新

Q: さん、性別・年齢不明。

 

何年か前に、前歯の差し歯が取れてしまいました。

今までずっと入れ歯安定剤でごまかしながら生活していましたが、いい加減にこんな状況じゃ良くないと思って歯医者さんへ行こうと思っているんですが、この差し歯はそのまま使えますか?
前歯2本分の差し歯で、かなり高額だったので新しく作るのは金額的に無理だと思っています。再生できますか?そして治療期間はどれくらいでしょうか。よろしくお願いします。

 


 

 

A: 院長 矢島

 

御質問ありがとうございます。

通常、被せ物や詰め物・差し歯が取れてしまった場合でも、土台になっている歯や取れてしまった物に問題がなければ、すぐにセットし直す事は可能です。ですが、今回の質問者様のケースの場合だと、外れてから年単位の時間が経ってしまっていますよね?そうなってくると、十中八九、土台の歯に感染が起こってしまっていたり、被せ物に歪みが生じていると思います。

その場合、虫歯を除去や根の治療をやり直さなくてはならなくなります。つまり、土台の歯の形がすっかり変わってしまうんですね。大変残念ではありますが、感染を取り除いた後に土台から歯の補強をやり直して、被せ物も新しく作り直しになってしまいます。

 

歯医者 ダメ

 

治療期間や費用に関しては、土台の歯の状態によりけりです。大抵の場合、放っておいた時間が長ければ長いほど、感染の度合いも重いので治療にも時間はかかってしまうでしょう。

入れ歯安定剤は、ある程度の固定は出来るかもしれませんが、長期間使っていると、汚れや細菌がどんどん入ってきてしまいます。

あまり放っておくと、最悪抜くという事態にもなり兼ねませんので、一刻も早く受診をお勧め致します。

 

 

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